English
Free shipping within Japan on orders over ¥1,000 ─ Inspice KANAZAWA, our Higashiyama flagship, is open
Inspiceスパイス事典ローストひよこ豆
ローストひよこ豆(ローストひよこまめ)
Roasted Chickpea

ローストひよこ豆

香ばしさとコクを担う、豆のスパイス

ローストひよこ豆は、ひよこ豆を炒ったものです。煮て食べるのが一般的な豆ですが、炒ると香ばしい別の素材になります。

ローストひよこ豆とは

学名
Cicer arietinum
科名
マメ科
使用部位
種子(焙煎)
原産地
西アジア
主な産地
インド、トルコ、オーストラリア
和名
ひよこ豆
別名
ガルバンゾー、チャナ
流通の形
焙煎(粒/粉)

インドではチャナと呼ばれ、炒ったものをそのまま食べたり、粉にしてスパイスに混ぜたりします。豆をスパイスの側で使う、という発想がある地域です。

どんな働きか

香ばしさと、粉っぽい甘さ。ピーナッツほど油っぽくなく、ごまほど油も強くない。ナッツ類のなかではいちばん穏やかで、料理のなかで角が立ちません。

そして、とろみを持ち込みます。豆なので澱粉があり、粉にして料理に入れると自然にまとまる。香ばしさを足しながら、同時にソースを繋げられる素材です。

生のひよこ豆は青くて硬く、香りもありません。この香ばしさは、すべて炒る工程が生んだものです。同じ豆でも、煮るのと炒るのではまったく別の食材になります。

働きの地図

ローストひよこ豆

意外に組める

焙る前は、ほとんど香りがありません。ごまもピーナッツもひよこ豆も、生のままでは無口です。130℃を超えたあたりから、香ばしい成分が一気に生まれる。この一群は「加熱が香りをつくった」素材どうしで、だから互いによく馴染みます。

ローストひよこ豆が、どの方向へ働くか

意外に組める素材

フェヌグリーク

どちらもマメ科です。片方は炒って香ばしさを出し、片方はメープルのような甘い香りを持つ。同じ科からこれほど違う役割が出てくるのは面白いところで、インドの豆料理では両方が同じ鍋にいます。

パプリカ

焙った豆と、焙った果実。素材はまるで違いますが、香ばしさの生まれ方が同じです。どちらも「焙る」という工程が香りをつくったので、重ねても濁りません。

一緒に使うと伸びる素材

香ばしさを重ねる ── ピーナッツ、白ごま、ピスタチオ

焙煎という同じ工程を通った素材どうし。ひよこ豆はいちばん穏やかなので、他を立てながら土台になれます。

土と組む ── クミン、コリアンダー、ターメリック

インドの豆料理の組み立て。香ばしさの上に乾いた土が乗ると、料理に骨格が出ます。

山の香りと組む ── ジュニパーベリー、ピンクペッパー、高原赤山椒

焙った豆と、針葉樹や山椒。InspiceのディッシュNo.4がこの組み立てで、香ばしさの上に山の香りが乗っています。

料理への応用

使いどき

粗く砕いて散らす

焙煎した粒

食感と香ばしさが同時に出る。

サラダスープカレー

粉にして混ぜる

香ばしさが全体に回り、とろみもつく。

カレースープ

スパイスと一緒に挽く

焙煎した粒

ブレンド全体の土台になる。

ミックススパイスラブ
ローストひよこ豆を、いつ入れるか

粗く砕いて散らす焙煎した粒

軽く砕いて仕上げに。豆なので歯ざわりが軽く、ナッツより主張しません。

粉にして混ぜる

細かく挽いて。インドのベサン粉と同じ役割で、揚げ物の衣にすると香ばしく仕上がります。

スパイスと一緒に挽く焙煎した粒

他のスパイスと一緒にミルへ。香ばしさが下地になって、香りのスパイスが浮かなくなります。

分量の三段階(2人分の目安

気配ほど大さじ1料理に香ばしさが出る。豆とは気づかれない
効かせる大さじ2香ばしさがわかる。ふだんはここ
主役にする大さじ4豆の香ばしさが主役になる

油脂が少ないので、他のナッツより重くなりません。量を増やしても失敗しにくい素材です。

この食材と合う理由

羊、鶏、なす、じゃがいも、トマト、ヨーグルト。中東やインドの料理と広く合います。油脂が少ないので、すでに脂の多い料理にも足せる。香ばしさが欲しいけれど重くしたくない、というときに使える数少ない素材です。

苦手な相手はほとんどありません。ただし香りが穏やかなので、強いスパイスのなかでは埋もれます。

うまくいかないときの直し方

  • 香りが弱い焙煎が浅いか、時間が経っています。フライパンで軽く炒め直すと立ち上がります
  • 粉っぽくなった粉を入れすぎです。とろみがつく素材なので、量は控えめに
  • 硬くて食べにくい炒ったひよこ豆はもともと硬い素材です。砕くか、粉にして使ってください

一皿の設計例

炒りひよこ豆のふりかけ。粗く砕いて、塩とクミンを混ぜるだけ。サラダやスープにかけると、香ばしさと歯ざわりが同時に足せます。

選び方・保存

油脂が少ないぶん、ナッツ類より日持ちします。

湿気ると香ばしさが消えます。密閉して冷暗所へ。

湿気てしまったら、フライパンで炒め直せば戻ります。

Inspiceでは、どう使っているか

Inspiceがローストひよこ豆を使っているのは、ディッシュ シンフォニーNo.4の一本だけです。原材料表の二番目。

No.4は「土の中に咲く花」という香りの風景を持つ一本です。ピンクペッパーの華やかな松の香りが一番目に来て、その次にローストひよこ豆が置かれています。

山の香りが主役の一本に、焙った豆で土台をつくる。香ばしさが下にあると、ジュニパーや山椒のような尖った香りが浮かずに立ちます。

ローストひよこ豆が働いている商品

ローストひよこ豆は、Inspiceの1つのブレンドに入っています。以下は原材料表の順位から見た層です。 ただし香りの強さは素材ごとに大きく違うので、量が少なくても主張が大きいことがあります。

Inspiceの商品を見る →

よくある質問

煮たひよこ豆と何が違いますか?

別の食材と考えたほうが確実です。煮ると柔らかく穏やかな豆になりますが、炒ると香ばしさが生まれます。この香りは炒る工程が生んだもので、煮豆にはありません。

ベサン粉と同じですか?

近いものです。ベサン粉はひよこ豆を挽いた粉で、生のものと焙煎したものがあります。焙煎したほうが香ばしく、揚げ物の衣にすると差がはっきり出ます。

他のナッツとどう使い分けますか?

油脂が少ないのが特徴です。香ばしさは欲しいけれど料理を重くしたくない、というときに向きます。ピーナッツより穏やかで、他の素材を立てる側に回れます。

事典の一覧へ戻る →

Marketplace

Inspice, on the marketplaces too.

Order with the marketplace account you already use.