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噛んだときにだけ香る、小さな粒
ポピーシードは、ケシの実です。青いものと白いものがあり、Inspiceが使っているのはイエロー、白ケシの実のほうです。粒が小さく、香りより先に食感が届きます。
日本では七味唐辛子に入っています。ヨーロッパでは菓子やパンに練り込みますが、あちらで使われるのは青いほうです。同じケシの実でも、地域によって使う色が分かれます。
香りは穏やかです。粒のまま鼻に近づけても、ほとんど何も立ちません。この素材の香りは、噛んだ瞬間にだけ出ます。歯が当たって粒が割れて、そこではじめて香ばしさとかすかな油の甘さが届く。
油を多く含む種子です。だから炒ると香ばしさが立ちます。焙る前は無口で、熱を通してはじめて喋りはじめる。白ごまと同じ性質です。粒が小さいぶん、ごまより早く色がつきます。
そして食感です。この素材は、香りだけで役割を終えません。粉の中に粒が混ざっていると、噛んだところで感触が変わる。舌が一度立ち止まります。粒であること自体が仕事です。
Where the scent goes
菓子の粒と、薬味の粒。売り場は離れていますが、どちらも焙ることで香ばしさが生まれ、どちらも噛んだときの食感を担当しています。粉の中に粒を混ぜるという設計では、同じ仕事をしています。
小さな種子と、大きな種実。大きさはまるで違いますが、どちらも油を含み、その油が香りを運びます。香ばしさを増やしたいとき、ポピーシードを増やすよりピスタチオを足したほうが早い場面があります。
焙る工程を共有する素材どうし。同じ方向の香ばしさが層になります。ポピーシードは粒が小さいので、食感を残したまま馴染みます。
辛さの粉に、噛む粒を混ぜる方向。辛さが続くところに一度食感が入ると、味が単調になりません。HOT SPICE 旨辛がこの構造です。
旨みの土台に香ばしさを足す方向。和え物や汁ものでそのまま使えます。
When to add it
炒る
生の粒
ここではじめて香ばしさが生まれる。焦がすと苦い。
生地やタネに混ぜる
粒
噛み当たったところで食感と香ばしさが出る。
最後に散らす
炒った粒
食感と見た目がそのまま役割になる。
弱火のフライパンで、揺すりながら短く。粒が小さいのでごまより早く色がつきます。匂いが変わったら止めてください。
混ぜ込むと粒が全体に散ります。焼いたあと、噛み当たったところだけ香るので、一皿に起伏ができます。
仕上げにひとふり。粒が残っていること自体に意味があるので、潰さずに散らしてください。
香りが穏やかなので、入れすぎても味は壊れません。決まるのは食感のほうです。香りは炒ってあるかどうかで変わります。
パン、じゃがいも、かぼちゃ、鶏、豆腐、はちみつ、レモン。甘い側にも塩の側にも入っていけます。油を含む粒なので、香りのスパイスと組ませても喧嘩しません。
汁の多い料理に早く入れると、粒がふやけて食感が消えます。散らすなら最後です。
じゃがいものポピーシード和え。蒸したじゃがいもに、炒った粒とオリーブオイルと塩。噛むたびに香ばしさが出ます。
粒が揃っていて、乾いているものを。油を含むので、古くなると酸化した匂いがします。
密閉して冷暗所、できれば冷蔵庫へ。
炒ると香りは立ちますが、そこから飛びはじめます。使う分だけ炒るのが確実です。
Inspiceがポピーシードを使っているのは、HOT SPICE 旨辛の一本です。
この一本は粉のかたまりです。唐辛子、生姜、山椒。挽かれた素材が並びます。粉だけで組むと、口の中に起伏が生まれません。そこへ粒を混ぜる。噛み当たったところで感触が変わり、舌が一度立ち止まります。
香りの担当ではありません。ポピーシードの仕事は食感と、噛んだときのかすかな香ばしさです。辛さが続くところに、別の種類の刺激をひとつ置いてあります。
イエローを選んでいます。青いほうは香りが強く、料理の方向を自分で決めてしまう。旨辛では、辛さと柑橘の設計を邪魔しないほうがよい。だから穏やかな側です。
ポピーシード is in 1 Inspice blends. The tiers below come from the order of the ingredient list. The strength of a scent varies enormously between materials, though, so a small amount can still speak loudly.
粒のままでは香りが穏やかです。噛むと香ばしさと、かすかな油の甘さが出ます。香りより先に食感のほうが届く、めずらしい素材です。
香りの強さが違います。Inspiceが使っているのはイエロー(白ケシの実)で、穏やかなほうです。青いほうは香りが強く、ヨーロッパの菓子やパンで使われます。
炒ったほうが香ります。粒が小さいのでごまより早く色がつきます。弱火で短く、匂いが変わったところで止めてください。
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