Polski
Darmowa wysyłka na terenie Japonii od ¥1 000 ─ Inspice KANAZAWA, nasz sklep w Higashiyamie, jest otwarty
Inspiceスパイス事典高原赤山椒
高原赤山椒(こうげんあかさんしょう)
Takayama Red Sansho

高原赤山椒

岐阜・奥飛騨の限られた土地で育つ、和の痺れ

高原赤山椒は、日本の山椒を完熟させたものです。青いうちに摘む実山椒に対して、赤くなるまで木に残した果皮を使います。

高原赤山椒とは

学名
Zanthoxylum piperitum
科名
ミカン科
使用部位
完熟した果皮
原産地
日本
主な産地
岐阜県・奥飛騨
和名
山椒(さんしょう)
別名
赤山椒、実山椒(完熟)
流通の形
ホール(果皮)/パウダー

岐阜・奥飛騨の限られた土地で育つものです。標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい環境が、香りを締めると言われます。

どんな香り

青い山椒より、甘い。完熟しているぶん柑橘が丸くなって、奥に蜜のような甘さが出ます。しびれは残っていますが、青いときの尖りは取れています。

中国の赤花椒と比べると、しびれがずっと控えめです。同じ「赤い山椒」でも、片方はしびれのため、もう片方は香りのため。国が違えば目的も違う、という関係が完熟した実でも保たれています。

そして、香りが強い。ここが高原赤山椒のいちばんの特徴です。ほんの少しで一皿の方向が決まってしまうので、ブレンドのなかでは量を絞ることになります。原材料表の順位だけを見ると控えめに見えますが、鼻に届く印象はそれよりずっと大きい。量と香りの立ち方は比例しません。

そして、この甘さが洋の素材と噛み合います。和の薬味という枠を外して考えると、使い道がぐっと広がる素材です。

香りの行き先

高原赤山椒

意外に近い

山椒の仲間は、しびれだけが自分のものです。香りの成分はローリエ、ジュニパー、カルダモンと分け合っている。しびれは四川のもの、香りは世界と繋がっている——ここが山椒のいちばん面白いところです。

一緒に使うと伸びる

山の香りを重ねる

旨みと組む

高原赤山椒の香りが、どの方向へ伸びるか

意外に近い素材

ジュニパーベリー

奥飛騨の山と、北欧の森。産地としては地球の反対側ですが、香りの成分を四つ分け合っています。柑橘と樹脂は同じ側にある。InspiceのディッシュNo.4は、この二つを同じ一本に置いた唯一のブレンドです。

椎茸

香りの素材と、旨みの素材。役割がまるで違うので組み合わせて考えることが少ないのですが、山椒は旨みを持たないぶん、旨みのある相手と噛み合います。乾物の深さの上に、澄んだ柑橘が乗る形です。

一緒に使うと伸びる素材

山の香りを重ねる ── ジュニパーベリー、ローリエ

針葉樹と柑橘。産地は離れていますが香りの成分をよく分け合っていて、重ねると山の匂いがはっきり立ちます。

旨みと組む ── 椎茸、昆布

乾物の旨みに、山椒の香りを乗せる方向。和の素材でありながら、洋風のスープにも入っていけます。

甘さと組む ── カカオニブ、ビングチェリー

完熟した山椒の奥にある甘さを引き出す方向。菓子や果物にも使える、という可能性がここにあります。

料理への応用

入れどき

最後、粉をふる

パウダー

甘さと柑橘が同時に立つ。

肉料理焼き魚スープ

油に移す

ホール

香りが油に溶け、料理全体に回る。

ドレッシングソースマリネ

漬け込む

ホール

甘さが液体に移る。

たれシロップ
高原赤山椒を、いつ入れるか

最後、粉をふるパウダー

火を止めてから。日本の山椒は香りが主役なので、加熱すると意味が薄れます。青い山椒より甘いぶん、肉にもよく合います。

油に移すホール

低温の油でゆっくり。山椒油をつくっておくと、和洋を問わず最後の一滴で使えます。

漬け込むホール

塩や砂糖、酢に漬けておきます。完熟しているぶん甘い香りが移りやすく、菓子にも使える素材になります。

分量の三段階(2人分の目安

気配ほど粉ひとつまみ料理に山の香りが出る。山椒とは気づかれない
効かせる粉小さじ1/8山椒の香りだとわかる。ふだんはここ
主役にする粉小さじ1/4山椒の料理になる

中国の赤花椒よりしびれが穏やかなので、同じ感覚で使うと物足りなく感じます。ただし香りは強いので、量は控えめに。

この食材と合う理由

鴨、豚、羊、きのこ、根菜、チョコレート、ベリー。脂のある肉と、土の香りのする野菜。青い山椒が和食の脂を切るのに対して、完熟した赤い山椒は洋の素材とも組めます。甘さがあるぶん、果物や菓子にも入っていける素材です。

繊細な白身魚には強すぎることがあります。そこは青い山椒のほうが向いています。

うまくいかないときの直し方

  • 香りがしない粉が古い可能性が高いです。山椒の粉は開封から半年で別物になります
  • えぐい黒い種が混じっています。香りは果皮にあります
  • 中国の赤花椒と同じに使ったら物足りない目的が違います。中国の赤花椒はしびれのため、日本の赤山椒は香りのため。しびれが欲しいなら別の素材を足してください

一皿の設計例

鴨のソテーに赤山椒。焼いた鴨を切り分けて、塩と粉山椒。柑橘を絞らなくても、脂の重さが軽くなります。

選び方・保存

赤褐色の果皮です。黒い種が少ないものを選んでください。

粉は香りの落ちが早いので、少量ずつ。果皮のまま冷凍しておくと長持ちします。

密閉して冷暗所へ。香りが移りやすいので、単独の容器で。

Inspiceでは、どう使っているか

Inspiceは、高原赤山椒を2つのブレンドに使っています。フレアラインKASUMI GLOWと、ディッシュ シンフォニーNo.4です。

KASUMI GLOWは椎茸と昆布の旨みを土台にした一本です。乾物の旨みに、山椒の澄んだ柑橘を重ねてある。和の素材どうしですが、パプリカとハバネロも同居していて、和洋の境目にある構成になっています。

ディッシュNo.4では、北欧のジュニパーベリーと同じ一本に入れてあります。奥飛騨の山と北欧の森。産地は地球の反対側ですが、香りの成分を四つ分け合っているので、実際に組ませると噛み合います。原材料表では後ろのほうに来ますが、香りとしてはこの一本の顔です。

高原赤山椒が働いている商品

高原赤山椒は、Inspiceの2つのブレンドに入っています。以下は原材料表の順位から見た層です。 ただし香りの強さは素材ごとに大きく違うので、量が少なくても主張が大きいことがあります。

Inspiceの商品を見る →

よくある質問

赤山椒と青山椒は何が違いますか?

同じ木の実で、摘む時期が違います。青いうちに摘んだものが実山椒、赤くなるまで木に残したものが赤山椒。完熟しているぶん柑橘が丸くなり、奥に甘さが出ます。しびれは青いほうが尖っています。

中国の赤花椒と同じですか?

別の種です。中国の赤花椒はしびれが強く、辛味を足す目的で使われます。日本の赤山椒はしびれが控えめで、香りが主役。同じ「赤い山椒」でも目的が違います。

和食以外にも使えますか?

使えます。完熟した山椒には甘さがあるので、鴨や羊のような脂の強い肉、きのこ、さらにはチョコレートやベリーとも組めます。和の薬味という枠を外すと使い道が広がります。

原材料表の後ろにあるのに、香りが強いのはなぜですか?

香りの強さは素材ごとに大きく違うためです。高原赤山椒はほんの少しで一皿の方向が決まるほど強いので、ブレンドでは量を絞ります。原材料表は重量の順に並んでいるだけで、香りの立ち方の順ではありません。

事典の一覧へ戻る →

Marketplace

Inspice także na platformach zakupowych.

Zamów przez konto na platformie, z której korzystasz.