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InspiceEncyklopedia przypraw陳皮
陳皮(ちんぴ)
Dried Mandarin Peel

陳皮

みかんの皮を干す。日本の柑橘スパイス

陳皮は、みかんの皮を乾かしたものです。生の皮より苦みが穏やかで、柑橘の香りは濃い。日本では七味唐辛子の一味として、古くから食卓にありました。

陳皮とは

科名
ミカン科
使用部位
果皮(乾燥)
和名
陳皮(ちんぴ)
流通の形
乾燥した刻み/粉末

日本では七味唐辛子に古くから使われてきました。みかんを食べたあとの皮を干して取っておく。家庭の台所から続いてきた素材です。

どんな香り

みかんです。ただし、剥いたばかりの皮の匂いとは違います。干すと水分が抜けて、香りの成分だけが残る。生の皮にある青い刺激と強い苦みが引いて、柑橘のまるい部分が前に出ます。

レモンピールと並べると違いがはっきりします。レモンは明るく、まっすぐ上へ抜ける。陳皮はもう少し低いところで、甘さを含んで香ります。同じ柑橘でも、届く高さが違います。

熱に弱い香りです。長く煮ると飛びます。だから料理では、仕上げにふるか、火を止めてから加えるほうが確実です。入れどきで結果が変わる素材です。

香りの行き先

陳皮

意外に近い

Inspiceには柑橘の担当が三つあります。レモンピールは明るさ、こぶみかんの葉は青さ、陳皮は甘さと厚み。柑橘とひとことで言っても、上へ抜けるものと、低いところに残るものがあります。

一緒に使うと伸びる

熱に抜け道をつくる

しびれと組む

陳皮の香りが、どの方向へ伸びるか

意外に近い素材

赤花椒

干した果皮と、山椒の実。どちらも柑橘の香りを持っていて、どちらもHOT SPICE 旨辛に入っています。しびれの側から柑橘が来て、薬味の側からも柑橘が来る。同じ方向の香りが、二つの入口から届きます。

コリアンダー

みかんの皮と、パクチーの種子。片方は和の薬味、片方はカレーの土台ですが、どちらも柑橘の香りを持っています。カレーの仕上げに陳皮をふっても違和感がないのは、もともと同じ側にいるからです。

一緒に使うと伸びる素材

熱に抜け道をつくる ── 唐辛子、ジンジャー

焼ける辛さと温まる辛さの中に、柑橘を一本通す組み方。熱が続くだけの味にならず、途中で息継ぎができます。HOT SPICE 旨辛がこの構造です。

柑橘を重ねる ── レモンピール、こぶみかんの葉

柑橘の担当を分ける組み方。レモンピールが明るさ、こぶみかんの葉が青さ、陳皮が甘さと厚みを持ちます。角度が違うので、重ねても平面になりません。

しびれと組む ── 赤花椒、四川青山椒

山椒の柑橘と、皮の柑橘。しびれの奥にある香りが引き出されて、痺れるだけの料理になりません。

料理への応用

入れどき

仕上げにふる

粉末・細かい刻み

柑橘の香りがまっすぐ立つ。ここが本領。

汁もの焼いた肉

油で軽く温める

刻み

香りが油に移り、料理全体へ回る。

炒めもの中華タレ

煮ものに入れる

刻み

香りは穏やかになるが、後味に残る。

煮もの角煮スープ
陳皮を、いつ入れるか

仕上げにふる粉末・細かい刻み

火を止めてから。香りが熱に弱いので、鍋に長く入れておくと飛びます。器に盛ってからふるくらいでちょうどよい。

油で軽く温める刻み

低い温度で短く。焦がすと苦みだけが残ります。唐辛子と一緒に温めると、辛さの中に柑橘が通ります。

煮ものに入れる刻み

煮込みに入れると香りは飛びます。それでも脂の重さを切る働きは残ります。香りを立てたいなら、仕上げにもう一度ふってください。

分量の三段階(2人分の目安)

気配ほど小さじ1/4後味に柑橘が残る。陳皮とは気づかれない
効かせる小さじ1/2みかんの香りだとわかる。ふだんはここ
主役にする小さじ1柑橘が前に出る。薬味としての量

香りが熱で飛ぶので、量よりも入れどきで決まります。足りなければ、仕上げにもう一度ふるほうが確実です。

この食材と合う理由

豚肉、鴨、青魚、大根、白菜、味噌、醤油。脂の多いものと、和の調味料によく合います。柑橘の香りは脂の重さを切ります。辛さのある料理に足すと、熱の途中に抜け道ができます。

出汁だけの繊細な料理には強すぎます。香りが前に出て、出汁の輪郭が消えます。

うまくいかないときの直し方

  • 香りがしない煮込みすぎです。熱に弱い香りなので、火を止めてから、または器に盛ってからふってください
  • 苦い白いワタが多いか、焦がしています。油で温めるなら低い温度で短く
  • 粉末と刻み、どちらを買えばいいか仕上げにふるなら粉末、油で温めたり煮たりするなら刻みです。香りが長く残るのは刻みのほうです

一皿の設計例

豚汁に陳皮。器によそってから、ひとつまみ。脂の重さが切れて、汁の輪郭がはっきりします。七味と一緒にふっても構いません。

選び方・保存

褐色がかったオレンジの刻み、または粉末で流通します。色が濃いほど時間を置いたものです。

乾物なので長く保ちますが、香りは落ちます。密閉して冷暗所へ。

粉末は香りが飛びやすい形です。刻みで買って、使う分だけ砕くほうが長く香ります。

Inspiceでは、どう使っているか

Inspiceが陳皮を使っているのは、HOT SPICE 旨辛の一本です。

この一本は、唐辛子と生姜の熱が主軸になっています。焼ける辛さと、温まる辛さ。放っておくと熱だけが続く味になります。そこへ陳皮を置く。辛さの途中に柑橘が入ると、熱が一度切れて、また次の一口に向かえます。抜け道をつくるための配置です。

同じ一本には赤花椒も入っています。山椒の柑橘と、皮の柑橘。しびれの側と薬味の側から、同じ方向の香りが届く。旨辛が辛いだけの粉にならないのは、この二つが効いているからです。

Inspiceは柑橘の担当を三つに分けています。レモンピールの明るさ、こぶみかんの葉の青さ、陳皮の甘さと厚み。熱の中に通すなら、低いところで香る陳皮が合います。

陳皮が働いている商品

陳皮は、Inspiceの1つのブレンドに入っています。以下は原材料表の順位から見た層です。ただし香りの強さは素材ごとに大きく違うので、量が少なくても主張が大きいことがあります。

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よくある質問

陳皮とはどんなものですか?

みかんの皮を乾かしたものです。乾かすと水分が抜けて、生の皮より苦みが穏やかになり、柑橘の香りが濃くなります。日本では七味唐辛子に古くから使われてきました。

レモンピールとどう違いますか?

香る高さが違います。レモンピールは明るく、まっすぐ上へ抜ける柑橘。陳皮はもう少し低いところで、甘さを含んで香ります。熱のある料理に通すなら、陳皮のほうが馴染みます。

いつ入れればいいですか?

仕上げです。熱に弱い香りなので、煮込みに入れると飛びます。火を止めてから、または器に盛ってからふってください。

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