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Inspiceスパイス事典よもぎ
よもぎ(よもぎ)
Japanese Mugwort

よもぎ

澄んだ青香。草餅の草を、飲みものに

よもぎは、キク科の葉です。日本では草餅の草として知られています。葉の裏に銀白の毛があるのが見分けで、摘むときはまずここを確かめます。

よもぎとは

科名
キク科
使用部位
和名
よもぎ(蓬)
別名
もちぐさ(餅草)
Inspiceの産地
沖縄・やんばる中心(農薬・化学肥料不使用)
加工
発酵ののち低温乾燥
流通の形
乾燥した葉/粉末

日本では草餅の草として親しまれてきました。もちぐさ、という別名がそのまま用途を表しています。春に若い葉を摘んで、餅に搗き込む。菓子の側で長く使われてきた植物です。

どんな香り

青い香りです。刈った草の匂いに近いのですが、もっと軽い。鼻から入って抜けていく速さがあります。草餅を思い浮かべる方が多いはずで、その記憶はそのまま合っています。

葉の裏を見ると、銀白の毛が生えています。表は緑、裏は白。摘むときの見分けはここです。

Inspiceが使っているよもぎは、発酵を経てから低温でじっくり乾かしてあります。ただ干した葉には、青さと一緒に雑味が残ります。時間をかけて水分を抜くと、その雑味が落ちて、澄んだ青香だけが残る。飲みものとして成立させるための工程です。

香りの行き先

よもぎ

意外に近い

よもぎは、日本の野山にごく普通に生えている草です。売り場では珍しい素材の顔をしていますが、多くの人は子どもの頃から香りを知っています。

一緒に使うと伸びる

甘さを下に敷く

高さを足す

温かみを足す

よもぎの香りが、どの方向へ伸びるか

意外に近い素材

トンカ豆

よもぎの青さと、桜餅の葉の甘さ。どちらも和菓子の記憶につながる香りで、Yomogi CHAInstantでは同じ一杯に入っています。草餅と桜餅が並んでいる、と考えると分かりやすい。

飛騨高原青山椒

野の草の葉と、山の木の実。姿はまるで違いますが、どちらも日本の青い香りを持っています。よもぎの青さに山椒の澄んだ柑橘が乗ると、香りが和の側へはっきり寄ります。

一緒に使うと伸びる素材

甘さを下に敷く ── カシア、トンカ豆

青い香りは軽くて、上へ抜けます。甘さを下に置くと、浮かずにまとまります。Yomogi CHAInstantがこの構造です。

高さを足す ── カルダモン、馬告

同じ高さの香りを隣に並べる方向。よもぎの青さが上へ伸びて、風通しがよくなります。

温かみを足す ── ジンジャー、クローブ

青さだけにさせないための方向。飲みものでとくに効きます。

料理への応用

入れどき

湯で淹れる

乾燥した葉

青い香りが軽く立つ。

ハーブティー

ミルクで煮出す

乾燥した葉

青さがまるくなり、後味が長くなる。

チャイミルクティー

粉にして混ぜる

粉末

香りと色が同時に入る。

菓子生地
よもぎを、いつ入れるか

湯で淹れる乾燥した葉

沸かした湯で数分。葉なので早く出ます。長く置くと青さが重くなるので、香りが立ったら止めてください。

ミルクで煮出す乾燥した葉

牛乳と一緒に温めます。脂肪が香りを受け止めるので、湯だけよりも角が取れます。Yomogi CHAInstantはこの飲み方です。

粉にして混ぜる粉末

生地に練り込むと、緑色と青い香りが一度に入ります。草餅と同じ使い方です。

分量の三段階(マグカップ1杯の目安)

軽くひとつまみ青さがうっすら。ほかの素材の邪魔をしない
ふつう小さじ1よもぎの香りだとわかる。ふだんはここ
濃く小さじ2青さが前に出る。好みが分かれる濃さ

青い香りは熱でよく出ます。濃くしたいときは、量より先に温度と時間を見てください。

この食材と合う理由

牛乳、はちみつ、あんこ、きなこ、紅茶。乳と、和菓子の材料です。青い香りは甘さでまるくなります。飲みものなら、甘い香りのスパイスを下に敷くと落ち着きます。

香りの強いスパイスと並べると消えます。よもぎの青さは軽いので、主役に置くか、隣を控えめにしてください。

うまくいかないときの直し方

  • 香りが弱い温度が低い可能性があります。青い香りは熱で立つので、しっかり沸かしてください
  • 青臭く感じる煮出しすぎです。時間を短くするか、牛乳と一緒に温めると角が取れます
  • 草餅の味を想像していたのと違う草餅は餅とあんこの甘さが一緒にあります。よもぎ単体は甘くないので、はちみつを少し足すと記憶に近づきます

一皿の設計例

よもぎのミルク煮出し。牛乳を温めて、よもぎをひとつまみ。数分置いて漉すだけで、草餅の香りの飲みものになります。はちみつを少し足して。

選び方・保存

乾いた葉で流通します。緑が濃く、香りが立つものを。

乾物なので長く保ちますが、香りは落ちます。密閉して冷暗所へ。

光に当てると色が褪せます。袋の口を閉じて、暗いところへ。

Inspiceでは、どう使っているか

Yomogi CHAInstantは、沖縄発のよもぎウェルネスブランド「BLUMOGI」との共同作です。

よもぎは沖縄・やんばるを中心に、農薬も化学肥料も使わずに育てられたもの。発酵を経て低温でじっくり乾燥させるので、雑味が抜けて、澄んだ青香だけが残ります。

チャイは本来、甘さと温かさの飲みものです。そこへ青い香りを主役に置く。よもぎの青さは軽くて上へ抜けるので、放っておくと浮きます。だからカシアとトンカ豆の甘さを下に敷き、生姜とクローブで温かみを一枚入れ、紅茶の渋みで受け止める。よもぎを立たせるために、下の構造を作ってあります。

桜餅の香りを持つトンカ豆が同じ一杯にいるのも、意図した配置です。草餅と桜餅。和菓子の記憶が二つ並んでいます。

よもぎが働いている商品

よもぎは、Inspiceの1つのブレンドに入っています。以下は原材料表の順位から見た層です。ただし香りの強さは素材ごとに大きく違うので、量が少なくても主張が大きいことがあります。

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よくある質問

よもぎはどんな香りですか?

青い香りです。刈った草の匂いに近く、もっと軽い。草餅を思い浮かべる方が多く、その記憶はそのまま合っています。

カフェインは入っていますか?

よもぎ自体には入っていません。ただしYomogi CHAInstantは紅茶を使うので、一杯としてはカフェインを含みます。

Inspiceのよもぎはどこ産ですか?

沖縄・やんばるを中心に育てられたものです。沖縄発のよもぎブランド「BLUMOGI」との共同作で、農薬も化学肥料も使っていません。発酵を経て低温で乾かしてあります。

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