チャイ スパイスパック を1パックとミルク(牛乳・豆乳)を使用し、約500mlのチャイを淹れるレシピをご紹介します。
用意するもの
お鍋700ml容量以上の小鍋、ミルクパンなど (注ぎ口があると便利です) |
茶こし(ティーストレーナー)お好みですが、あまり目の細かいものは、美味しいスパイス成分を掬いとってしまうため推奨できません。 無印良品の「ステンレス 茶こし」はお求めやすくオススメです。 |
ティーポット/コーヒーメーカーなど出来上がったチャイを茶こしで濾しながら、注ぎ入れるための容器を用意してください。直接カップに注いでいく方法もありますが、先にポッドに抽出してからカップに注いだ方が利便性が高いです。 |
チャイを美味しく淹れるためのポイント
🟠 牛乳を沸騰させない牛乳は74℃を超え出すと、加熱臭が徐々に発生しだし、スパイスや茶葉の香りを妨げる原因となるため、インスパイスでは74℃前後で仕上げる作り方を推奨しています。下記の淹れ方で表記している各時間は適切な温度で仕上がることを目指し設定していますが、より厳密に美味しく淹れたい方は調理用温度計を使ってください。 🟠 砂糖は煮出し中に加える砂糖を加えるベストなタイミングは煮出し中です。煮出し中に加えることで、鍋底の熱により、砂糖がキャラメリゼ化し、コクと旨味が生まれます。自分の好みの甘味がわかるまでは、抽出後に追い砂糖をすることもあるかとおもいますが、できるだけ煮出し中に砂糖を加えることを推奨します。 🟠 茶こしを使うチャイをポットなどに抽出する際に、コーヒーフィルターなどで代用はせず茶こしを使用してください。コーヒーフィルターでは目が細かすぎるためにスパイスやキャラメリゼ化した砂糖がフィルター内に残ってしまい薄くぼんやりとしたチャイに仕上がってしまいます。また、抽出に時間がかかるため温度が低下します。 |
砂糖について
甘味はそれぞれのお好みであったり、使用する種類や銘柄によって同じ分量でも程度が変わってくるため、明確にこの分量でとお伝えできません。その上で、オススメする基準を記載しておきます。
◎オススメの砂糖(☆☆☆)
ラ・ペルーシュ カソナード/粉末タイプ
サトウキビ100%から作られたハチミツやキャラメルの香りが特徴の赤砂糖。チャイの本場インドでも赤糖が多く使われています。「インスパイス チャイ」と最も相性が良く、スパイスや茶葉の香り、旨味を引き立て、歴然とした美味しさに仕上がります。
カソナードを使用した際の推奨分量📍大さじ2杯(約30g) |
その他の砂糖を使う場合の目安きび砂糖(☆☆★)きび砂糖はカソナードの次に相性が良いです。大さじ2杯をベースに、小さじ1杯を上下させお好み量を見つけてください。 てんさい糖(☆★★)カソナードやきび砂糖に比べ、あっさりとしたチャイに仕上がります。大さじ2杯をベースに、小さじ1杯を上下させお好み量を見つけてください。 黒糖、白砂糖(★★★)オススメしません。黒糖ではコクが強く出過ぎてしまい、チャイの風味を損なわせます。白砂糖は反対にコクがなく、ただ甘いと感じる仕上がりになります。 |
🟡 🟡 🟡
チャイの淹れ方
所要時間:約7分
- 鍋に「水250ml」を入れる。
- 水に「カシア」「(ハサミで縦に切った)カルダモン」「茶葉」を加えてから、中火にかけ沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にし、2分30秒煮出す。
- 「ミルク(牛乳または豆乳):300ml」を加える。
- 「パウダースパイス」と「砂糖(30g)大さじ2程度」を加え、スプーンで鍋底を十字に切ってから中火にし、60秒煮出す。
- 60秒たったら弱火にし、1分30秒煮出す。
- 加熱を停止し、鍋底を先ほど切った十文字とは違うルートで切る。さらに全体をスプーンで軽く混ぜて馴染ませる。
鍋底にたまっている砂糖がチャイに溶けきるようなイメージで混ぜてください。
- 茶こしを通して、ポットやタンブラーなどにゆっくりと注ぐ。
茶葉を押しつぶすと渋み苦味がでます。潰さず優しく、チャイミルクのみを抽出しましょう。茶こしに液体が溜まって落ちない時は、茶こしの縁をスプーンで軽く叩いてください。
- 以上で完成です。